人の温かさは、また別の尺度

(今日のコトバ)

 

いい人でも、冷たい人はいる。

悪い人でも、温かい人はいる。

 

 

 

 

 

「人がいいな」とか、

「いい人だなあ」といわれる人がいる。

何か要領が悪く、割りをくってしまったり、

文字通り、人のためにいいことをしようとしたりする。

ただ、いい人だから、人として温かいかというと、

それは別だったりする。

出来事に対して、人のいい対応をするのであって、

人に温かい対応をするとも限らない。

このへんが混同してしまうことがある。

だから、いい人だと思うと、

優しくて、温かいと思って、

必要以上に依存してしまう。

反対に、「悪い奴だ」といわれる人が、

付き合ってみると、

ほんとうに親身になってくれて、

人に温かい人がいる。

例えば、田中角栄などその筆頭かもしれない。

悪さの基準は難しいが、

希代の悪である彼の、

その人柄、その人の温かさは誰もが認めるところ。

困った人には

優しい手を差し伸べることでも有名だった。

一例だが、こんな人が世の中にもたくさんいる。

嫌われていても、威張っていても、

そして、悪いといわれていても、

人としての温かさ、人としての優しさは、

また別の尺度。

そのことを理解しておくべきだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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