(今日のコトバ)
敗北には二つある。
負けた敗北と戦わなかった敗北。
そして、戦わなかった敗北は
負けた敗北にも負ける。
戦えば負けることがある。
生きていれば
無敗というわけにはいかない。
どこかの場面で必ず負けている。
人間は負ける生きものといってもいい。
ただ、戦って負けるより、
さらに敗北感のあるものがある。
それは、戦わなかった敗北。
勝負をしないで、
戦わないで負ける。
実は、人生でこれほど
もったいないこともない。
本来、
勝つことは難しいことが多い。
それは、相手も同じこと。
相手も苦しみながら
勝とうとしている。
だとすれば、
負ける可能性が高い戦いでも、
戦った結果勝つことが
あるかもしれない。
もっといえば、戦って、
一生懸命力を尽くした上で負ければ、
自分自身が納得できる。
グッドルーザーという言葉もある。
不戦敗にしないことは大切なのだ。
もちろん、戦争のように
戦わないことを
まず第一に考えることが
大切なこともある。
だが、人生に大事な場面において、
戦わないで逃げることは
もったいない。
勝負はやってみなければ
わからない。
とにかく戦ってみて
自分の力を試してみる。
戦うことで自分の能力が
向上することもある。
戦わなかった敗北が
ない人生にしよう。