(今日のコトバ)
寄らば大樹の陰に隠れ、
長い物に巻かれながら様子を見、
虎の威を借りて吠える生きものが
集まる場所を世の中という。
小心とか。臆病とか。
人はどこかに自分の弱さを
持って生きている。
何もそれがワルいことではなく、
弱さを持っているから、
生き馬の目を抜く世の中で、
痛い目を回避して
生きていけている。
もっというと、サバイバルに
成功しているといってもいい。
ドラマの世界では
筋を通したヒーローが、
最後に勝つ。生き抜く。
だが、現実では、
危険回避ができる人が
生き残っていく。
だからこそ、
理想論だけではない
現実論の生き方を
懐に忍ばせて生きるべきだ。
人生の時間を
長くしたいなら、
命知らずでは難しい。
小心でも、臆病でもいい。
危機と距離を置いて
生きることを考える。
身を守るために大切なことだ。