(今日のコトバ)
あれこれいっぱい
抱えているのに、
何もないような顔をして
生きるのが得意な人間。
朝、出社したら挨拶をする。
あたりまえのように
PCの電源をオンにして、
普通に仕事を始める。
会議も発言がなければ、
資料に目を通すだけ。
昼食になれば、
笑顔でいきつけの定食屋へ行く。
ルーティンのような一日。
そこに大きな感情の起伏はない。
もちろん、
ボタンの掛け違いのようなことで、
怒る人や騒ぐ人もいる。
だが、それも一部だ。
総じて、
みんな何もないような顔をして
社会での生活をする。
だが、本当に何もないのだろうか。
持病がある人がいる。
家族に問題のある人がいる。
近所とトラブルを
抱えている人がいる。
使用しているものが
故障している場合がある。
それ以外にも、
困っていることはあるだろう。
もしかすると、
何もない人など
皆無なのかもしれない。
そう考えると、
何もない顔をして生きる人は
どこかで頑張っている。
自分の弱みを見せないように
自分を律している。
だからこそ、
人が弱みを見せた時、
無理をしていると感じた時は
優しくしてあげていい。
自分に置き換えても、
しんどい時には、
優しくされたいと思うはずだ。
人間は虚勢を張って生きる
生きもの。
本当は誰かの手に支えられて
生きたい生きものなのだ。