(今日のコトバ)
みんなの声に一票入れると、
じぶんの声が無効になる。
みんなの声というものがある。
国民の声。
大勢の意見。
世論。
まわりの人たちの主張。
いろいろある。
だいたいそんな意見だろうと思う
みんなの声。
ただ、みんなの声というものが
本当にみんなの総意の声かというと、
そうでもない。
一人の大声の意見に、
考えもなく
従っていることもある。
関わりたくないから、
自分の意志を反映しない
意見に賛成する人もいる。
いちばん困るのは、
みんなの声に自分の声が
どこにもないこと。
自分ではみんなの声と
違っていると思っているのに、
みんなの声の中で
自分の声が
かき消されてしまう。
大きな問題でない時は
それでもいい。
だが、生きることに
密接に関わる時、
自分の声が
どこにも届かなかったら
大変なことになる。
だからこそ、
自分の声を大切にしたい。
小さな声でも、
みんなの声と違っても、
自分の声を上げる。
生きていくために、
備えておきたい意志だ。