(今日のコトバ)
人間は、
遺失物取扱所に届かない
「記憶の忘れ物」をしながら、
幸せに生きている。
毎日、たくさんのことを
忘れている。
どれだけ忘れたか
わからないほどのことを
忘れている。
けして遺失物取扱所には
届かない「記憶の忘れ物」しながら
生きている。
何日か前、あるいは、
一年前の悩みという記憶も、
まったく忘れたりしている。
そう考えると、
生まれてから今日まで
忘れたことは、
数えきれないほどある。
人間は忘れていく生きもの。
忘れなければ
生きられない
生きものともいえる。
だからこそ、
忘れることも幸せの一部と考え
右往左往しない。
忘れられるからこそ、
昨日までをリセットして
今日も生きられる。
忘れられるという人間の
優れた機能を大切にしよう。