(今日のコトバ)
権力者は、
沈黙の声を聞くことができない。
組織で上へいけばいくほど、
権力は集中してくる。
トップと呼ばれる
ポジションにつけば、
いやがおうでも権力者になる。
その権力者は、本来、下にいる人の
意見を集約して、組織として
目標やビジョンをつくることが使命。
もちろん、創業経営者のように
自分の考えをトップダウンして、
組織運営を行う人もいるが、
コンプライアンス厳しき折、
それでは組織運営はできない。
あくまでも
フォア・ザ・チームの意識で
組織は運営する必要がある。
だが、
怖いのは、その権力を
悪用しようとする人がいる。
悪用ではないが、
自分が正義だと思って、
下の人の意見を
まったく聞かなくなる人もいる。
権力を人への圧制に使うと、
下の人は何もいえなくなる。
何もいえないから、
権力者はより権力をふるう。
暴君になってしまうこともある。
だからこそ、
自分がトップとか、リーダーとか
呼ばれるポジションになったら、
下の人たちの声に耳を傾ける。
自分が絶対正しいという概念では
もたない。
むしろ、どこか自分に
間違ったものはないかと
耳を傾ける。
その声を拾い上げる。
そんな気持ちを忘れない
トップである。
トップという責任者を任された人は
肝に銘じるべきだ。