(今日のコトバ)
想い出は、いいカットだけを編集して傑作をつくる
名監督である。
過去になると、どんな想い出も美しくなる。
それをなぜだろうと考えると、
その時の状況は想い出せても、
その時の悲しみ、その時の苦しみ、その時の辛さを
リアルに体感しなくてすむからだ。
もちろん、楽しいこともリアルではなくなるけれど、
でも想い出すことで気分がよくなる。
つまり、一番人間として厳しかった部分をカットして、
記憶の中で再現する。
だから、過去は美しい。
その美しさにうつつを抜かして生きていると、
前進できない人間になってしまう。
たまに過去を振り返って、
自分を確認したら、
今日を歩いていこう。
過去を想い出すのは小休止。
まだまだ僕らには明日があるのだから。
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