親友へのマナー

(今日のコトバ)

 

真の友には、心に不介入の原則がある。

 

 

 

 

友達だからといって、土足で心に踏みいっていいわけはない。

わかっているつもりだが、気を許した仲間には、

ついつい心の境界線を踏み越えてしまう。

ただの友達なら踏み越えことでけんかして、

また絆を深めることも必要だろう。

ただ、親友はそうはいかない。つねに、ある程度の距離をとり

相手の気持ちを気遣うことが大切だ。

仲がいいからといって、思いっきり要求ばかりつきつけると、

それば絆ではなくなり迷惑になる。

親しさが増すと、だらしない自分を受け入れてもらえる

と勘違いしたりする。

それでは、親友との長い関係は築けない。

近くにいてくれる人ほど、大切にしなければならないのだ。

親友と思った人と、絶縁関係になったことがあるのなら、

自分の行いを見直してみよう。

寄りかかりすぎてないか、甘えすぎてはないか。

どこかに心が嫌がる部分を触れてしまっていないか。

そのことを気をつけることが、親友へのマナーだと思う。

新しい自分に出会える好機

(今日のコトバ)

 

大敗によって、時代は若返る。

 

 

 

コテンパンにやられると悔しい。

グーの音もでないほどやられると立ち上がれない。

自信という誇りが心の中で音をたてて崩れていく。

いままでの方法論が通用しなくて、途方に暮れてしまう。

人生を生きていれば、たまにはそんなこともあるはずだ。

その時、いまもっている方法論を

一回すべて捨ててみるのもひとつの方法だ。

一から戦力、実力を点検して、

新しい戦術を組み直す。

磨かれた技は上手に利用すればいいが、

古くて使えなくなった技は封印する。

それよりも、未知の戦い方にチャレンジし、

新しい実力を身につける。

大敗すると、気持ちの財産を一度きれいに捨てられ、

新しい自分と出会える最大の好機になるのだ。

もっと人生に笑顔を

(今日のコトバ)

 

悲しい顔をしていると、

人は二倍の速度で老けていく。

 

 

 

辛かったり、苦しかったり、悲しかったり。

人は追いつめられると、気持ちのままが顔にでる。

その表情が長い間続くと、

気持ちが顔に貼り付いてしまう。

悲しい顔が普段の顔になってしまう。

本来の素顔のままの自分ではなく、

年齢より老けてみえる自分になってしまう。

険しさが全面に立つと、いらぬ敵を招いたり、

いらぬ不幸をよびこむことにもなる。

人間誰しも悲しみを背負って生きている。

ただ、その気持ちをどこかでポジティブに

転換しないと、心身ともに悲しみがまわってしまう。

だから、いい顔をつくるように心がけよう。

つくってでも笑顔にしよう。

笑顔であれば、ケンカにもなりにくい。

笑っているところに、不幸も落ちにくい。

嫌なことも、笑顔で受け入れれば簡単に解決できる。

人が笑顔をつくると、ほぼ悲しみは逃げていく。

もっと、人生に笑顔を。

人生にペースメーカー

(今日のコトバ)

 

いつも追い抜く設定をもて。

 

 

 

戦うためには、走るためには、ペースメーカーがいる。

ちょっと先を走っていて、追いつける。

追いついた後、追い抜ける自信がある。

そのぐらいの設定をもっていると、

調子よく進化していける。

常にこのペースメーカーをつくることが、

人生で自分のペースをつくるための

テクニックだと思う。

何かをはじめる時、夢を構築したい時、

目を凝らして、意識してペースメーカーを探そう。

そして、抜いてしまったらまた、

新しいペースメーカーを探そう。

その行為を繰り返すことが、

自分がもっと遠くまでいく、

自分がもっと大きくなるための、

必要不可欠な条件なのだ。

世界一が希望の力

(今日のコトバ)

 

春には、満天下に希望がある。

 

 

 

その一球に、その一打に、その一瞬に、

目が離すことなく野球をみた。

ワールド・ベースボール・クラシックで

王ジャパンが世界一に輝いた。

キューバのミスから初回に4点を先取し、

楽なペースで試合が進むかと思ったが、

リードしていても緊張感がビリビリ伝わった。

途中、ファインプレーで日本を支え続けた

川崎がエラーをしてキューバに流れが動き、

ハラハラしたが、日本チームの自信はゆるぎなかった。

特に、世界にも名だたる王貞治とイチローが、

世界大会の顔としてチームをひっぱってくれた。

日本の視聴者や観客は、とにかく日本人としての誇り、

そして、夢をいっぱい与えてくれた。

この世界チャピオンになったことで、

子供たちが野球選手になる夢をもち、

格差社会とよばれ負け組ができ、

高度成長期の自信を失った大人たちが、

明日生きるための希望をもった。

日本はまた陽が昇る。

いま、満天下に夢と希望が降り注がれたのだから。

耳が痛い言葉を大切に

(今日のコトバ)

 

耳をふさぐな。

人の声は思ったよりあたたかい。

 

 

 

説教の声、反対意見の声、生理的にあわない声、

先生の声、上司の声、先輩の声、親の声、、、、、。

耳が痛い言葉をいわれるから、

聞きたくないと思うことがある。

実は、その耳が痛い言葉の中に、

自分が成長できる要素がいっぱい含まれている。

説教の言葉は、自分の悪い部分の真意をついてくれている。

反対意見も、自分が間違った方向に走っている時には、

正しい道に戻してくれる。

生理的にあわない人との会話だって、

その人とコミュニケーションがとれたら人間の幅が広がる。

先生、上司、親などは、自分を良くしてくれるために

耳に痛い言葉を伝えてくれているのだ。

当然、心地よい言葉をいってくれる人も大切だ。

ただ、耳に痛い言葉をいってくる人はもっと大切だ。

その人の言葉に耳をしっかり傾けられれば、

人生はもっともっと豊かになる。

かけがえのない一人になる

(今日のコトバ)

 

あなたのワンピースが足らなくては完成しない。

 

 

 

王ジャパンが韓国を破って決勝に進出した。

福留のホームランで流れを変えて勝ったのだが、

WBCのシリーズはひとえにチームワークの良さが

目立っているといっていい。

特に守備の緊張感あふれるプレーは、

テレビをみている人間まで興奮させられる。

イチロー、川崎、西岡、岩村など、

打力だけではないオールラウンドプレーヤーを

集めたことが、視聴者をしびれさせている。

当初は、打撃優先でもっとオーダーを組めないのか、

メジャーリーガーを全員参加させられないのか、

との声もあったが、感動プレーの連続で、

負けてもその声を打ち消していると思う。

ここで思うのは、勝つためのチームで、

王ジャパンのメンバーが限りなくベストに近いということ。

走れない選手をよばず、つなぎのできる選手を起用する。

その結果、不運、幸運はあったけれど、

期待に限りなく応えている。

イチローの「このチームはいいチームです」といった言葉が、

マスコミ用ではなく、本音で語っていることが理解できた。

そして、この王ジャパンは誰が欠けてもいけないぐらい

個々のプレーヤーが機能している。

誰もが自分の仕事をきっちりとこなしている。

まさに、どのピースが欠けても成立しないぐらい歯車のあったチームなのだ。

だから、自分のまわりでチームをつくる場合でも、

適材適所で人が機能する舞台をつくらなければいけない。

そのためにはまず、自分自身が機能する人間として切磋琢磨し、

仕事の中心として貢献する。すべての一歩は、そこからはじまるのだ。

味方をつくる

(今日のコトバ)

 

援軍なくして、頂上には行けず。

 

 

 

夢に向かって走る時、まず必要なのは自力だ。

自分で力を身につけ、自分で発想し、自分で計画する。

走りはじめるのも、自分から率先して行かなければならない。

ただ、夢や希望が大きくなればなるほど、

ひとりではその頂上ので登りきれない。

誰かのサポートがいる。

振り返ると誰もいなかったでは、

途中で夢も希望も頓挫してしまう。

だから、自分の本当の味方をつくっておこう。

つくるというと作為的だが、

同じ方向へ向かって、信頼できる力を発揮してくれる仲間を

大切にするということなのだ。

同じ方向に向かってない人と、一緒に走ってもうまくいかない。

信頼できない人に、サポートを頼んでも結果がついてこない。

自分が夢を叶えようとする時に、

本物の援軍となる仲間は一日ではつくれないから、

夢と同じように、時間をかけて、じっくりつくるのだ。

そうすれば、果てしない構想も、大きな力で完成できるはずだ。

自分にも本物の輝きを

(今日のコトバ)

 

スポットライトを浴びて輝くのではなく、

自らが光輝く人間でありたい。

 

 

 

 

人間にはチャンスがあって、

誰でも一度は大きな舞台が用意されている。

その舞台の上で、人間には二通りの輝きがあることに気づく。

一瞬輝きを失ってしまう人間と、

輝きを持続させスターとよばれるまで成功する人間との二通りだ。

一瞬で輝きを失ってしまう人間は、

実は自分から光りを発しているのではなく、

誰かに光をあててもらって輝いているのだ。

だから、光をあててもらえなくなると、

きれいさっぱり輝かなくなる。

反対に輝きが持続する人間は、

他力本願ではなく、自分の培った力で光を放っている。

だから、輝きは永遠といわないまでも持続していく。

人間にとって輝くことだけが、いいこととはいわない。

ただ、同じ人生を生きるなら、本物の輝きを放って

誰からも注目を浴びる人間であることは素敵なことだ。

そして、その輝きはまわりの人間をも幸せにする。

自分にも本物の輝きを。

春ならスタートできる

(今日のコトバ)

 

人生を目覚めさせるには、いい季節だ。

 

 

 

春は、人生の様々なものがスタートする。

昨年がんばった人も、普通にがんばった人も、

それほどがんばらなかった人も、

また、スタートラインに立てる。

不測の事態でスタートラインに立てない人を除けば、

平等に、また、デビューできる季節でもあるのだ。

昨年が好調でなかったら、

今年はいい年にしようと気分を切り替えられる。

さらに、4月からは公私にわたって新しい目標を立てられる。

区切りをつけて、新鮮な自分に生まれ変れる。

そう、邪念を振り払って、新しい自分をスタートさせられるのだ。

だから、新しいビジョンをもって、前へ進もう。

新しい自分に、新しい出会いがあり、新しい夢が生まれる。

リフレッシュ、リセットして、次のステージに向かう。

春なら、それらすべてにチャレンジできるはずだ。