(今日のコトバ)
愛のない場所に、花は咲かない。
事務的になにかを処理することは、
マニュアルを習得すれば誰でもできる。
ただ、そこに夢や希望をこめた一大事業を
完成させようと思ったら、たやすい気持ちでは実行できない。
最後までやり遂げるという意志と、不屈の行動力が必要だ。
そして、それにも増して重要なのは、
その事業に愛情をもてるかということになる。
テーマをもってひとつの完成型をめざすには、
テーマを本気で愛することができなければなならない。
愛しているからこそ、意志を貫徹できたり、
屈しない心を維持できるのだ。
もし、いま、やるべきか、やらぬべきか、迷っている
テーマがあるのなら、愛せるかという尺度で考えてみよう。
愛せると判断したらやる。愛せないと判断したらおりる。
きっと、ベストに近い選択ができるだろう。
東京女子国際マラソンで高橋尚子が優勝した。
苦しい2年のブランクをへて復活した。
「多くの人に支えられて、本当にここに帰ってきました」
とインタビューで答えた。自分の夢だけでなく
人の力も借りてき走ったことを確信した彼女は、
さらに凄いランナーになるだろう。そして、
マラソンを通じて人に対する愛を深く感じたのではないだろうか。