(今日のコトバ)
欠点は、自信を失った長所である。
人には欠点がある。自分のダメな部分を、誰からか指摘されたり、
自分自身でも治せなかったり、嫌な癖のような自分の機能。
ただ、欠点は本当に欠点だろうか。
人と違った部分、人よりデフォルメされる部分、人より個性の強い部分。
もしかすると長所といえないこともない。
考え方次第だと思える。
例えば、人に嫌みを言い過ぎて嫌われて、他人に陰口をたたかれても平気な人は
タフな神経の持ち主と言える。ただ、世間から嫌な奴のひと言で片づけられる。
例えば、鈍くさくて作業がのろい。だけど一生懸命がんばる。
その姿を見た人が実直さを気に入る。「あの人は信用できる」と。
欠点も人を介すると違った見え方になる。
だからこそ、欠点を自分自身でしっかり見つめる必要があるのだ。
もしかすると、自分で嫌っていた欠点が途轍もない武器になる。
自分が評価されるためのポイントになる。
人間は、必ず欠点を持って生きている。
その能力を利用するのだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。