(今日のコトバ)
最高の幸せを基準にするな。
幸せが苦しむから。
ゴルファー石川遼がマスターズに続き、
タイガーウッズとの対決という夢を叶えたそうだ。
人気と実力があるのだから当たり前かもしれないが、
彼はまだ17歳の高校生。
人生の夢がわずかな期間で、
どんどん叶ってしまうことが本当に幸せなのだろうか。
人生の前半で大きな夢を叶えて、幸せの絶頂を知ってしまうと、
それが基準となって生きてしまわないか。
人生は長い。紆余曲折、運不運が、やって来ては去り、
去ってはやって来る。
夢を叶えるのが若いことも素晴らしいが、
メインディッシュは最後の方が嬉しいのではないか。
人には、人それぞれ幸せの基準がある。
高く設定しようと、低く設定しようと、自由だ。
ただ、あまりにも高い設定を若いうちにつくってしまうと、
人生は苦しくなる。
いま、若くて幸せばかりでない人生でも、
これからもっと素晴らしい幸せがやってくると思える方が、
人生は幸せなのだと思う。
人生、幸せの設定は大切なのだ。
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