(今日のコトバ)
記憶のタイムマシーンは、
いつだって素晴らしい人生に到着する。
想い出になると記憶は美しく変貌する。
苦しかった想い出も、悲しかった想い出も、
いい想い出になったり、いい経験になったりする。
人間の記憶は、都合のいいようにできているのだ。
となれば、年を重ねるごとに増えていく記憶は、どんどん美しくなる。
年を重ねることで、膨大な美しい記憶と生きると思えば、
年をとることも悪くない。
嫌なことのトラウマだったり、振り返りたくない記憶もある。
ただ、記憶されている想い出を考えてみよう。
ほぼ、すべてが美しくなっているはずだ。
そう思ったらバラ色の人生ではないが、
人生は素晴らしいものでしかない。
人間は、生きるために想い出を美しくできるのだ。
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