(今日のコトバ)
弱い者ばかり相手にしているのは、
勝者でもなく、敗者でもなく、
ただの臆病者なのだ。
たいがいにおいて、
人は自分より弱い者を相手にして、
自分の位置を保っている。
いじめだけでなく、
社会の仕組みも弱い者を下層において、
強がる組織もある。
強がっている者が、
能力があるかどうかは関係ない。
能力がない者が、
強がって、威張って、上に立ってしまうと、
とんでもなく酷い組織ができあがる。
間違った方向に組織は進むし、
ただのパワハラでまわりに
ストレスをまき散らすだけに終わる。
仮に能力があっても、
圧制の中、まわりの人々は、
苦痛にさいなまれる。
組織を前進するために、
統率力は必要だ。
その統率力も力技だけでは、
破たんしてしまう。
強さ。
本当の強さは、
弱き者のために使うもの。
本当の優しさとなるべきもの。
誰かをつぶすことではないことを、
理解しなければならない。
そこを忘れると、
強さはまったく意味のないものになる。
そして、偽りの強さは、
臆病者の遠吠えであることも忘れてはいけない。
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