(今日のコトバ)
拳できたら、掌でつつむんだ。
人は、時に先鋭的になる。
怒りにまかせて、
制御不能になることもある。
米国と北朝鮮ではないが、
攻める、攻めると、
拳を固めてファイティングポーズをつくっていたら、
いずれ戦うしかなくなってしまう。
それで問題が解決するならいいのだが、
ほとんどの場合、
解決どころか問題を大きくすることになる。
仮に、どちらかが勝ったとして、
溜飲を下げるのは勝った方だけ。
負けた方は屈辱を感じ、
復讐を考えるものもいる。
また、戦ってしまうと、
両方共、損害は大きい。
体に、心に、金銭的に、
勝ち負け以上にお互いに損害を与える。
winwinの真逆の状態になる。
だとしたら、戦って勝敗を決めるのではなく、
戦わないという勝利があるはずだ。
体、心、金銭的に損害もない。
損害のない状態から、
お互いに建設的な未来を構築できる。
それまでの関係も続けられる。
もちろん、スポーツの戦いではない。
人と人、国と国のような争いの時、
戦わないという選択肢がある。
そのことを忘れずに生きれば、
より豊かに人生を過ごしていけるはずだ。
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