図太さのために間違える

 

(今日のコトバ)

 

何度間違えても、

また、間違える。

間違いをくり返した図太さは、

やがて生きる力になる。

 

 

「間違いを二度とするな」

というけれど、

何度もくり返す間違いもある。

それは、癖といっても

いいかもしれないが、

誰に注意されても修正できない

自分の欠点だ。

ただ、間違いを修正しないことも、

ワルいことばかりではない。

何度も間違っても

治さない、治せないことは、

やがて図太さになる。

この世知辛い世の中で

生き抜くには、

図太さがなければ

しんどくなる。

間違いを注意されて

平気でいられる力は、

弱い気持ちを一部だが

取り除いてくれている。

だからこそ、

癖となって間違いを

くり返すことも、

深刻にならずに

自力を鍛えていると考えよう。

それも世の中を生きる一つの

優れた知恵だ。