(今日のコトバ)
陰口は、必ず誇大広告になる。
「あいつは陰で悪口をいっている」
陰で、といっているのだから、
本来、知られたくないと思いつつの非難・中傷だ。
だが、悪口は千里を駆けめぐる。
陰口は実は、高速で相手にだどりつく。
そして、その陰口は明らかに誇大広告になっていく。
「あの人、Aを嫌いみたいよ」が、
「あの人、Aを憎んでいるみたいよ」が、
「あの人、Aに昔ひどい目に会ったみたいよ」が、
「あの人、Aのグループからいじめにあったみたいよ」
ぐらいの変化は結構ある。
そこで、あまりにも悪人となってしまったあの人は、
誰かから自分の陰口をいってる奴がいることを知る。
それからが大変だ。犯人捜しのために、
まわりのあらゆる人にこの話を追及していく。
そして、犯人として名前として突き止められたら、、、、。
誰もが自分のまわりで経験があるはずだ。
結局、陰口の源は自分に返ってくる。
あの人の気分も悪くなり、最終的に自分の気分も悪くなる。
だから、人を貶める陰口はやめよう。
自分にとって得はない。否、得がないどころか損することが大きい。
陰口の張本人となって失った信用はとり返しがつかない。
陰口は百害あって一利なし。
信用を失った人生ほどキツいものはないのだ。
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