ほどほどの距離にいる

(今日のコトバ)

 

遠くへ行っちゃったらさ、

やっぱりわからないよ。

 

 

 

遠くにいる人とは、コミュニケーションがとりづらい。

遠距離恋愛や転勤や引越のようにやむにやまれぬ

事情で距離をおく場合はしょうがないにしても、

自分から後ずさりして距離ができてしまう場合は、具合が悪い。

近くにいればケンカもできるけど、理解も深まっていく。

何かあったときに救いの手も差し伸べてあげたり、もらったりできる。

しかし、自分から連絡手段を切ったり、絶対会えないような

場所へ行ってしまっては、つながっていることなどできない。

距離をおくことって、実はあまりにも愛しあったり、

あまりにも関係が深くなったから起こってしまうことだ思う。

深く付き合ったてしまったがために、

見なくていいところまで見てしまったバッド・コミュニケーションなのだ。

ただ、愛しあったり、深い仲になった人たちなら、

本来は気があう人種の人たちといっていい。

だとしたら、短い人生、この気のあう人たちをばっさりと切っていいのだろうか。

むしろ、ほどほどの距離にいて、

また、つながれるような関係を続ける方がいいのではないか。

人間、気のあう人などそんなにいないのだから。

べたべた近くにいなくてもいい。

遠くへ行ってしまわないで、ちょっと遠くで冷静に見つめてみよう。

嫌な部分も見えたけど、距離をおくとやっばり良い部分も見えてくる。

人間なんて、ないものねだりの天の邪鬼なのだから。