(今日のコトバ)
古いといわれたら、
古さをリサイクルして戦おうじゃないか。
アンティークの商品やリサイクル商品があるように、
古いことが価値があったり、ちょっと手直しをして、
また売り出したりすることができる。
人間のもっているスキルも、たとえ古くなったとしても、
使い方次第で価値のあるものに変わるのではないだろうか。
簡単なところでいえば、きれいな文字が書けることだって、
素晴らしいスキルではないか。書で芸術的に個性的に
書ける人は、それを仕事として生きていける。
きっと、昔より習字の先生は減ったかもしれないが、
書で仕事をする人は確実に存在している。
これは、文字を書く文化から文字を打つ文化に急速に
変わっている現在、きちんと文字を書ける人は
それだけで価値がある証明だろう。
もちろん、文字を書くことを仕事にしなくても、
美しい文字で手紙を書かれると、昔より感動するのではないだろうか。
肉筆が心と心の距離を縮めることに役立つこともある。
こんなことは文字だけでなく、絵でも、音楽でも、
人間のぬくもりのあるものは、すべからく古くても、
ライブであるとその価値を高めることができる。
だからこそ、いま備わっている古くなったスキルを
捨てるのではなく、もう一度磨くことによって、
世の中に発表しよう。
あなたのスキルも高い価値があるのかもしれないのだから。