(今日のコトバ)
貧乏くじ引いたっていいじゃない。
経験という大当たりがついてくる。
嫌な役回りを任されて、いやいやながら役目を果たす。
気は重いし、やる気がないものだから物事がはかどらない。
なんの得もなく、損した気分だけが、もれなく残る。
貧乏くじを引いた時の気持ちは、だいたいこんなところだろう。
だが、ほんとうに損ばかりで自分にプラスになることは
なかったのだろうか。よくよく考えてみると、損ばかりではないことに気づく。
貧乏くじの役目は、誰もやりたがらない、やり手のいない作業を
やることにある。とすると、第一に、誰もできない仕事を任せられる。
第二に、役目を引き受けなかった人よりなにかの技術が習得できる。
第三に、明らかに役回り分だけの経験ができる。
プラス思考で考えれば、得することも結構あるはずだ。
また、貧乏くじを自認すると、やる気が出ないからどうしても
物事の中心で動かせない時がある。
この気持ちも逆手にとれば、誰もやる気がないのだから
物事の中心的存在になるのも簡単で、リーダーになることさえ可能なのだ。
「貧乏くじをひく」
180度発想を変えると、1等3億円の年末ジャンボ宝くじより、
大きな当たりをひくことになるかも知れない。
近い将来、損な役回りで身につけた経験が自分の技になり、
夢を叶え、幸せを運んでくるかも知れない。
だからこそ、損な役回りから逃げるのではなく、
ポジティブな発想でトライしてみるのも大切なことだと思う。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。