遠まわりで生きる体力

(今日のコトバ)

 

まわり道には、

人生を鍛えるフィットネスクラブがある。

 

 

 

遠まわりすることで遅れをとって、

人より後方を走らなければならないことが人生には時としてある。

一直線で走ればたいした距離ではないのに、

まわり道をして迷路にまぎれこんでしまう。

だが、まぎれこんだ道で障害物、誘惑、危険などにさらされて、

生きる体力がつくことがある。

ちょうど勉学一本で人生を走り続けた人間が、

一回の負けで心が折れて立ち上がれなくなることの逆で、

痛い目にあっていたからこそ、厳しい状況をクリアできる自力がある。

時間は少々かかっても、豊富な経験が困難を

ものともしないスキルを育成できる。

人生のまわり道は、それほど悪くないのだ。

もし、まだ人生に自信がないのなら、

急がずにちょっとまわり道をしてみるのもひとつの手だ。