(今日のコトバ)
現場にいなければ誰だかわからない。
現場にいるのだ。
遠目で見ていると焦点がぼやける。
人を介しての話には尾ひれがつく。
自分の目と耳が捉えたものだけが真実だ。
現場主義と人はいう。
だが、そう唱える人に限って高見の見物だ。
例えば、社長が現場主義というのは、ほぼありえない。
どう考えたって、たまに現場に来てパフォーマンスして帰るだけ。
現場の報告を聞いて「バカもの」と叫んで、
持論を展開する。
現場からしたら「何もわかってねぇ」と飲み屋でグチをいう。
ほんとうは、現場は現場がいちばん理解しているはずだ。
だとしたら、社長の現場主義を駆逐する現場主義を貫けばいい。
いちばん近くにいるのは誰か。
そこにある問題はなんなのか。
どうすれば解決できるのか。
どうすれば活性化できるのか。
答えを現場が出す。現場が行動する。
本気で現場が動けば、見物者は何もいわないし、いえない。
結果を出せばなおさらだ。
ひとつの基準として、結果を出している現場に
手を入れる経営者は能力がない。
すぐ、その場から去っても後悔はしないだろう。
仮に、現場を動かすにも、その現場を徹底的にチェックして
動かさなければ嘘だ。
現場は強い。現場には正義がある。現場には問題がある。
いま、現場に従事している人は、最高だ。
自分の発想で何でもできる。
その幸せを噛みしめよう。
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ」
その精神をいつも心にもって生きていこう。
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