傷跡は足跡

(今日のコトバ)

 

 

 

ころんで、ころんで、

すりきずはおぼえていく、

ひとのつよさと、

ひとのよわさを。

 

 

 

 

 

子供のころは、よくころんだ。

ころぶたびに、膝や手をすりむいて赤チンを塗った。

ころび方によっては、数十年たっても痛みを覚えている。

そして、その傷を治すたびに人は強くなる。

この傷を乗り越えたんだと。

そして、その傷を見るたびに人は弱さを知る。

こんなに簡単に傷を負ってしまうんだと。

だから、人は臆病をおぼえ防御本能を養う。

ころぶことは、人に人生を教える。

これからを生きるために、

ころんで傷ついたことをバイブルにしよう。

その傷は、傷跡だけではない足跡を残しているから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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