痛いから真意

(今日のコトバ)

 

耳の痛いことをいう人間が、あなたを本線に戻す。

 

 

誰にでも一人はいると思う。

「痛いところをつくな」とか、「そこまでいうか」という人。

普段は聞く耳を持たないが、自分が不調になると、

その人たちの言葉が心にしみる時がある。

「そういわれてみればそうだな」「ほんとうはそうだなあ」と思うのだ。

実は、人は知らず知らずのうちに耳に痛い言葉を排除している。

誰だって気分が悪くなる言葉を気持ちよくは聞けない。

腹が立ってきてケンカのひとつやふたつ売りたくなる。

だが、痛いということは真意をついている。

自分の行動・言動にいわれてしまう何かがある。

歳をとると注意してくれる人がいなくなる。

怒る人はいても自分を分析してくれる人はいなくなる。

だからこそ、耳の痛いことをいう人を大切にしなければならない。

大切というよりは着かず離れずの距離にいてもらう。

自分が間違った方向へ進みかけた時、

ビシっといってくれる人を確保するのだ。

占い師だったら、冗談半分で聞けてしまうだろう。

そんな気持ちで聞いてみよう。

きっと、いいことをいっている。

否、悪い部分を捉えてくれているはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

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Yes,we can.

(今日のコトバ)

 

 

北風には負けない、

人間には太陽があるから。

 

 

 

寒さも増してくるし、夜が始まるのも早い。

せめて、昼間晴れているのが救いだろうか。

景気の悪い時は、天気ぐらい良くなってもらいたいものだ。

そういえば、今年の冬は新宿、吉祥寺等の近場の繁華街が、

人、人、人であふれている。

この季節、繁華街はどこでも混んでいるものだが、

今年の人の波は異常だ。

遠くへ行くことができず、近場で遊ぼうということなのか。

ただ、そこに集まって来る人々の熱気は、

それほど低いものではない。

若者は活気もあるし、老人も元気に街に出かけている。

マスコミが不景気を煽っているから、

必要以上に暗い気分になるが、

人々はわかっている。

マスコミ、政治に踊らされず自分たちがしっかりしていれば、

また、日本が復活すると。

日本人は、何度も苦しい季節を乗り越えてきた。

いまも苦しい時期には違いない。

でも、魂の熱き情熱があれば大丈夫。

そう、人間の底力は計り知れない。

その底力を信じて生きていけば、乗り越えられる。

Yes,we can.アメリカのスローガンだけでなく、

日本が掲げるべきスローガンなのだ。

 

 

 

 

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景気を元気で

(今日のコトバ)

 

 

もう来年になりたがっている。

準備はいいかい?

 

 

 

 

今年は急激に不景気になった年として後世に残る一年になった。

サブプライムローンに始まったアメリカ経済の崩壊が、

リーマンブラザーズや金融関係会社を直撃。

その余波があっという間に全世界の経済を狂わせ、

各国が不況の波にのみこまれた。

日本も企業が不況にのみこまれたのだが、

企業が倒産するというよりも、派遣社員等の弱者切りへ向かい

新しい不況問題が生まれた。

なんとか働けないという状況は脱したいのだが、

年内中の解決はできそうにない。

では、来年に期待をかけられるか?

いまのままでは何も解決しないかもしれないが、世論が動き、社会が動けば、

徐々に景気は回復するのではないだろうか。

日本には底力がある。倒れるたびに復活してきたではないか。

その要因は、日本人の勤勉さと過去にとらわれない明るさだと思う。

政治、法律、経済、経営等、変わらなければならないことは山ほどある。

ただ、日本人が、国民が元気にならなければ、

どんなにインフラを整えられても良くはならない。

もう数日で来年になる。今年の教訓は教訓として理解する。

そして、来年の夢にかける。

希望が叶う年にする。そう信じて生きるのだ。

景気を人間の元気で盛り上げる。

人々が躍動すれば景気は変わる。

否、変えなければいけないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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無知の大胆さ

(今日のコトバ)

 

 

想い出せないことは、想い出さなくていいんだ。

いまの心にその想い出は入りきらない。

 

 

記憶力がいいことは大切だが、記憶力が悪いことも大切だ。

出来事のディテールをいつまでも覚えていて、

自分の行動を躊躇させてしまうこともある。

何かにトライする時、勇気をもって飛び込むには、

記憶より無知の大胆さが必要になることもあるのだ。

若くして天才といわれた人々は、

集中力こそずば抜けてはいるが、

記憶や過去などにとらわれない能力を持っている。

昨年、彗星のように現れたゴルフ界のゴールデンルーキー石川遼が

今、その時なのだ。

天性の実力は素晴らしい。そして、記憶や過去を怖れない凄さがある。

人生で新しい船出をする時、この強みが最大の強みになる。

キャリアがない。どうしていいかわからない。

破れかぶれでまっしぐら。それでいいのだ。

人間には準備不足でもチャンスに乗らなければならない時がある。

その時、記憶や過去に頼らないことも武器にできるのだ。

 

 

 

 

 

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捕らえろ

(今日のコトバ)

 

 

その星は、掌の中にある。

 

 

 

 

チャンスは、いつも自分のまわりを衛星のようにまわっている。

そのチャンスを捕らえられるか、られないかが人生の勝負になる。

捕らえられる人は、人生を自由に動かせていける。

一度、スターダムにあがった人は、チャンスを次から次に自分のものにできる。

黒澤明が映画を創る。時間もコストも膨大にかけて納得のいくまでこだわる。

結果、世界的評価の高い素晴らしい作品ができる。

だが、彼と同じように時間と金をかけて映画制作に取り組めた監督はどれだけいただろう。

指折り数える監督しかいないはずだ。

それは、彼が才能と努力を駆使しデビュー作「姿三四郎」という作品をつくったことから、

自分のスタイルで勝負できるチャンスがめぐってきたのだ。

その後、「白痴」「野良犬」等の作品を創りながら、

「羅生門」「七人の侍」へと優れた作品を創った。

それは、デビュー作のチャンスを活かし、次の作品、次の作品へとステップアップした

賜物なのだ。もっと時間をかけたい。もっとコストをかけたい。

もっといい作品を創りたい。そこに、チャンスを活かしていったのだ。

黒澤明は巨匠だ。その才能も執念もずば抜けている。

同じレベルとはいえないかもしれない。

ただ、チャンスの活かし方は参考になる。

ひとつのチャンスを次への投資に使う。

そして、チャンスをビッグチャンスにしていく。

人生は、チャンスをものにした人間の勝ちだ。

 

 

 

 

 

 

 

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喜んでくれる人

(今日のコトバ)

 

 

 

いちばん喜んでくれる人のために、走り続けるのだ。

 

 

 

 

人は何をモチベーションに生きていくのだろうか。

人は何を夢見て頑張れるのだろうか。

あれこれ考えみると、最後に行き着くことがある。

それは、喜んでくれる人のために頑張っているということ。

勝つことも、成功することも、昇進することも、

自分の気持ちを高めることには間違いない。

ただ、自分が勝った時に一緒に喜んでくれる人がいなかったらどうだろう。

自分が成功した時に一緒に喜んでくれる人がいなかったらどうだろう。

自分が昇進した時に一緒に喜んでくれる人がいなかったらどうだろう。

つまらないものになりはしないか。

はりのないものになりはしないか。

やっぱり誰かに「おめでとう」「凄い」「素晴らしい」といってもらいたくはないか。

もし、喜んでくれる人がいなかったら、ほんとうに頑張れただろうか。

無理だと思う。頑張る気さえ起こらなかったと思う。

だから、喜んでくれる人は大切なのだ。

夢やモチベーションと密接につながっているのだ。

飯島愛は芸能界をやめて喜んでくれる人はいたのだろうか。

少なくとも喜んでくれる人は少なくなってしまったのではないだろうか。

人生ために、喜んでくれる人を見つけよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まだ足りない

(今日のコトバ)

 

 

 

足りない何かを追いかけて、

未完成交響曲を奏でる人間という指揮者。

 

 

 

 

今年の仕事も後2日。

ラストスパートという感じだろうか。

今年が終わる。ということは新年が近づくということだ。

新しい年になれば、新しい目標を立てる。

トヨタが下期1兆円以上の黒字予測を1500億円の赤字予測に修正した。

不景気が直撃した数字になった。

ただ、世界を動かすものごとはすべからく円を描く。

昨年、実質販売数世界一を記録したトヨタの頂点であったのかもしれない。

常勝はありえない。時に下降することもあるのだ。

しかし、下降することは悪いことばかりではない。

新たに目標を見つけ、上昇している時に見つからなかった問題点に着眼できる。

つまり、物事は永遠の発展途上なのだ。

そして、発展途上の間は目標ができる。

チャレンジして、追いこんで、飛びついて。

人生に勢いが出てくる。

発展途上は素敵だ。未完成は素晴らしい。

人間にとって、まだ足りないことこそ進化の源泉なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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戻れる人がいる

(今日のコトバ)

 

 

あなたのことを、

あなただと教えてくれる人を大切に。

 

 

 

耳の痛いことをいう人がいる。

そこまでいわなくてもいいと思うほど怒る人がいる。

理不尽なぐらい特訓せよと命じてくる人がいる。

その時は気づかず反発するが、冷静になると理解できる。

「この人こそが自分を鍛えてくれるのだ」と。

長嶋茂雄が巨人軍監督時代、松井秀喜を特別に鍛えたそうだ。

決して褒めず、自宅によんで個人特訓をし、巨人の四番を体で教えた。

松井のように長嶋が特別扱いした選手はいないらしい。

長嶋の眼が松井こそが名門巨人の四番にふさわしい打者と認定したのだろう。

そんな自分のチカラを評価して、ここまでは頑張れといってくれる人が

誰の人生にも必ずいる。子どもの頃は、先生や先輩、もちろん親も。

大人になっても上司やライバルが自分のチカラを引き出してくれる。

そういう人を大事にしなければいけない。

口当たりのいい言葉はいってはくれないかもしれない。

ただ、間違った方向へ進もうとしている時、

あるいはチカラを出しきれない時、正しいアドバイスをくれる。

その人こそが人生のペースメーカーだ。

自分の道に自信がなくなった時、

常に戻れる人、戻るべき人なのだ。

その人を大切にしよう。

 

 

 

 

 

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過程という経験

(今日のコトバ)

 

 

 

夢を追いかけた100万馬力が、

人生をもっと素敵な場所へ連れていってくれる。

 

 

 

 

過程が大切である。

結果が吉とでようが、凶とでようが、その先に続く何かが重要なのだ。

例えば、M-1で決勝に残っている。でも、優勝できなくて終わる。

M-1王者の称号は手にできなかった。

だが、このコンビが優れてないかというとそうではない。

レギュラー番組を持っている。出版も果たしている。役者としても人気がある。

けして勝てなかったからといって不幸ではない。

M-1王者に名前が残らなかっただけのこと。

その大会で勝てなかっただけのことなのだ。

重要なのは、その夢に懸けた努力をどう次の夢につなげるかだと思う。

村上春樹は芥川賞・直木賞に縁がなくても、ノーベル文学賞候補になっている。

王貞治は新人王になれなくても、世界のホームラン王になった。

誰にでも人生の大一番はある。

できれば勝ちたい。かっこつけたい。

でも、そこで結果がでなくてもいい。

過程で死ぬほど努力と経験を積めば、

その実力は次の夢につながる。

つまり、過程という経験をどう人生に活かすかなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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進化するための敗北

(今日のコトバ)

 

 

総理大臣だって、代表取締役だって、

どいつもこいつも負け続けながら勝ち上がってきたのだ。

 

 

 

勝ち進むという言葉がある。

全国高校野球の甲子園のように、

負けてしまえば終りという時には、

この言葉が生きる。

だが、人生は決して勝つことだけが勝ち進むことではない。

負け続けても勝つことがある。

ユニクロの柳井社長の著書に一勝九敗がある。

謙遜していってるかもしれないが、

実は人生の勝率なんて10回で1回勝てれば凄いことだ。

もっともっと確率が低いのが真実ではないだろうか。

ただ、間違えてはいけないことがある。

ここでの敗北が人生の歴史をすべて帳消にすることはないということだ。

負けながら、明日を見つける。

負けながら、チカラをつける。

負けながら、愛される。

負けながら、強くなる。

そして、負けながら、勝ち上がる。

人生での敗北には、現在進行形の進化の要因がたくさん埋まっている。

だから、負けることは怖くない。

むしろ勝ってしまえば、そこで歩みを止めてしまって

未来への進化を放棄することさえある。

人生ではたまにしか勝てないけど、

それだからこそ価値があり、生きるための目標ができる。

敗北よ、ウェルカム。

その敗北で人間は、またステップアップするのだ。

 

 

 

 

(トピックス)

 

NON STYLEがM‐1を優勝

 

若手漫才トーナメント「M‐1グランプリ」決勝がテレビ朝日で行われ、

NON STYLE(石田明、井上裕介)が優勝した。

 

 

 

マンUが世界一/クラブW杯

 

世界クラブW杯決勝はマンチェスター・ユナイテッドがLDUキトを

1‐0で下して優勝した。

 

 

 

 

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