痛いから真意

(今日のコトバ)

 

耳の痛いことをいう人間が、あなたを本線に戻す。

 

 

誰にでも一人はいると思う。

「痛いところをつくな」とか、「そこまでいうか」という人。

普段は聞く耳を持たないが、自分が不調になると、

その人たちの言葉が心にしみる時がある。

「そういわれてみればそうだな」「ほんとうはそうだなあ」と思うのだ。

実は、人は知らず知らずのうちに耳に痛い言葉を排除している。

誰だって気分が悪くなる言葉を気持ちよくは聞けない。

腹が立ってきてケンカのひとつやふたつ売りたくなる。

だが、痛いということは真意をついている。

自分の行動・言動にいわれてしまう何かがある。

歳をとると注意してくれる人がいなくなる。

怒る人はいても自分を分析してくれる人はいなくなる。

だからこそ、耳の痛いことをいう人を大切にしなければならない。

大切というよりは着かず離れずの距離にいてもらう。

自分が間違った方向へ進みかけた時、

ビシっといってくれる人を確保するのだ。

占い師だったら、冗談半分で聞けてしまうだろう。

そんな気持ちで聞いてみよう。

きっと、いいことをいっている。

否、悪い部分を捉えてくれているはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

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