(今日のコトバ)
「人の手を借りずにやってきた」と思った手には、
人の手がつながっていた。
自分ひとりで生きている。間違いじゃない。
立って、歩いて、学んで、働いて、筋を通して生きている。
時に自力で相手を叩きのめし、時に自力で這いつくばりながら、
自分の力を信じて生きている。
だが、人間は、自分が生きるすべてのシーンで、
他人という人間とかかわりあっている。
そのことを忘れて生きている。
勢いがなくなって、弱気になるまで、
他人の力で支えてられて生きている事を忘れている。
ほんとうは、勢いがあって自分自身に力がみなぎっている時に、
自分が支えてくれていることを理解できると
人間はもっと素晴らしく生きられるのに。
だから、いま、勢いがあって人生がうまくまわっている人ほど、
自分のまわりにいる人の力に感謝しよう。
その力に支えられて、その力に引っ張られて、
いま、ここに生きていられることを感謝しよう。
その力があなたを支えてくれていることを忘れず。
その力があなたを守ってくれていることを忘れず。
人間は、人間に支えられて生きているのだから。
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