(今日のコトバ)
「もうダメだ」
「あと一歩」
「まだ行ける」
みんな同じ場所に立っている。
人間は、いつも坂の途中を歩いている。
横を見ると、ライバルが、同世代が、家族が集団となって歩いている。
みんな汗をかきながら、せっせと歩いている。
その中にいる人が、ひとりおいてきぼりになった。
その中にいる人が、ひとり早足で背中が見えなくなった。
そして、その中にる残った人が、まだ集団を形勢している。
人間には、同じ坂が用意されている。
その坂を登る時の心構えで、たどり着く場所が変わってくる。
坂の4分の3まで登った時、もうダメとあきらめてしまうか。
自分の限界点を決めて、あと一歩だけ頑張るか。
まだ行けると、勢いをつけて歩くか。
その気持ちだけで、行ける場所が違ってくる。
人生の行ける場所も、まったく変わったしまうのだ。
生きるために、みんな坂を登っている。
同じ坂を登るなら、登れるだけ登って、
他の人と違う風景を見るのも悪くないのではないか。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。