(今日のコトバ)
好きだから嘘をつく。
嫌いだから真実を突きつける。
人間は矛盾した生きものだ。
好きだから、
愛しているから、
嘘をつくことがある。
よりよく思われたいと思って、
つかなくてもいい嘘をついてしまう。
かわいい嘘、やさしい嘘ならいいが、
本質をつく大切な場面で
嘘をついてしまうこともある。
反対に、嫌いな人と付き合うと、
自然に真実を話せる。
腹が立つことがあれば、
より加速して真実でつめ寄る。
嫌いだからこそ、
飾らずに本音で話してしまう。
そんなことが誰にでもあるだろう。
矛盾している。
「好きなら真実を」
「嫌いなら嘘を」
とはいかない。
そこが人間のコミュニケーションが
難しいところ。
おそらく、コミュニケーションは
有史以来の課題であって、
これだけ文明が進化しても
まだ解決しない。
そして、この永遠のテーマがあるから
人間の社会はおもしろくもある。
人間が生きる地球は、
まだまだ進化が止まらないのだ。