悲しみには、忙しさ

 

(今日のコトバ)

 

楽しい時間が

立ち止まりはしないが、

悲しい時間も

立ち止まりはしない。

忙しければ

全速力で去っていく。

 

 

 

「こんな時間は早く去って欲しい」

悲しいことがあると、

時を進めたくなる。

悲しいことがあると、

なんとか時が進んで、

悲しい思いを

忘れられないかと思う。

特効薬は、

本来はないのかもしれない。

ただ、効き目のあるものはある。

それは、「忙しさ」。

やることが次から次にあると、

そこに意識がいく。

悲しいことも頭から消さないと

前へ進めない。

無意識のうちに悲しいことを

忘れてしまうことになる。

反対に、何もすることがなく、

一日中悲しいことと対峙していると、

時は進まないばかりか気も滅入る。

だからこそ、

悲しみを乗り越えるには

忙しさをつくる。

もちろん、体を壊すまで

忙しくすることはない。

悲しみを忘れる時間を

つくることを考える。

生きるために大切だと思う。