(今日のコトバ)
知り過ぎた不幸もあり、
知らな過ぎた幸福もある。
人間は、知ることの正体を
知らぬまま生きている。
知識が豊富ということは、
良く学び、
良く物事を
知っていることでもある。
知っているということは、
人生において
有利なことのような気がする。
だが、まわりを見ていると、
そうともいえないことが
散見される。
良く知っているから、
知り過ぎて不安になる。
怖れてしまう。
リスクヘッジなどは、
リスクをヘッジできればいいが、
リスクを知り過ぎたばかりに、
どうしていいか
わからない状態に
なることもある。
リスクを知っただけで、
戦意喪失、
退散ということもある。
反対に、知らないから
不安にならないこともある。
いちいち知り過ぎることもなく、
リスクを考えすぎることもない。
あまり不安にならずに、
「なんとかなるさ」と
無防備に体当たりする。
それがそれほど
大怪我にもならなず
前進していける。
昔流行った
鈍感力に近いかもしれない。
結局、知り過ぎること、
知らな過ぎることの
どちらも一長一短ある気がする。
一生わからない問題かもしれない。
だからこそ、
人生は面白いといえる。
わからないことがあるから、
明日が楽しみになる。
人生の醍醐味とは、
わからないことと
生きることなのだ。