(今日のコトバ)
善戦健闘という言葉は、元気な文字ばかりなのに、
なぜかむなしい。
やった以上は、思い通りの結果が欲しい。
勝負に勝ちたい。ノルマを達成したい。頂上を極めたい。
考えればキリがない。
そんな状況の中で、もう少しで結果を出せたのに、
チカラを出し切れなかったことがあるはずだ。
言葉にすると善戦健闘。
どの文字をとっても勢いのある文字なのだが、
四つまとまると、あと一歩という意味になる。
もっといえば「善戦健闘したよ、よくがんばったよ」という
慰めの言葉になってしまう。
やった本人は、聞きたくない一言でもある。
だとしたら、この言葉を聞かないために目標を設定してみるのはどうだろう。
そんな言葉を聞きたくない。否、聞かない。
全力を出して、結果を出す。
善戦で終わる場合、本人にも善戦で終わるような予感がある。
つまり、がんばりきっていないという自覚があるのだ。
だから、あえて善戦健闘を封印する。
一気呵成に駆け上る。連戦連勝で勝ち上がる。
そのイメージを描いて全力を尽くす。
それだけで、人生の戦い方は変わってくるはずだ。
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