(今日のコトバ)
忘れてしまったことは、神様が記憶の頁を破り捨てたのだ。
もう捜さなくていいんだよ。
ときどき忘れてしまうことが多いな、と感じる。
どうしても思い出したいのだけれど、
いくら考えても出てこない。
ちょっと気持ち悪い時もある。
だけど、忘れてしまったことは、
それほど追わなくていいと思う。
どうしても思い出さなくてはいけないものは別として、
自然に忘れているものを、
一生懸命に記憶から引きずり出すことはない。
人の記憶容量は無限大などというけれど、
神様は時間を使って、忘れた方がいいものを
どんどん記憶から消してくれている。
記憶が多いということは、
思い出を背負うということにもなる。
無理に背負ってがんばる生き方より、
ほどよく忘れて、重荷にならずに自然に生きようといっている。
だから、忘れたことに焦ることなく、
それもまたよしとして生きよう。
人は、忘れることの天才なのだから。