(今日のコトバ)
つづければ、いいってもんです。
「長くつづけても意味がない」とか、
「ダラダラやればいいってものじゃない」なんて
子供の頃から年長者によくいわれたけれど。
年を重ねるにしたがって本当にそうだろうかと思う時がある。
例えば、スポーツ選手がプロを目指すなら、
限られた時間の中で結果をださなくてはいけないが、
同じスポーツを子供の時から何十年もやっている人は、
そのスポーツが人生の得意技になっている。
剣道を25年やっていて五段の免許をもっている人は凄い。
防具をつけたたたずまいだけで、素振りだけで、
極めた強さを醸し出す。
サッカーを社会人になってからも続け、
その技術を生かして地域の少年サッカーの名コーチとなる。
少年たちの中から優秀な選手を生み出し、尊敬されている人もいる。
一流のコンクールで優勝したことのないビアニストも、
突然、バンドを組んでピアノのパーツでかっこいいところを
みせれば、ちょっとしたスターになれる。
日記を一日も休まず書き続け、たまたま投稿した詩が
入選することだってある。
なにも業界のトップにならなくても、長くつづけていれば
充分幸せになるだけの技能が身についてしまう。
途中で投げ出さずつづけることが、
人より秀でることになり、
人生を楽しむため自分のスペックになる。
つづけよう、いま、好きなことを。
きっと、その技能が自分の人生を有意義なものにしてくれる。