(今日のコトバ)
あなたのことを、
あなただと教えてくれる人を大切に。
耳の痛いことをいう人がいる。
そこまでいわなくてもいいと思うほど怒る人がいる。
理不尽なぐらい特訓せよと命じてくる人がいる。
その時は気づかず反発するが、冷静になると理解できる。
「この人こそが自分を鍛えてくれるのだ」と。
長嶋茂雄が巨人軍監督時代、松井秀喜を特別に鍛えたそうだ。
決して褒めず、自宅によんで個人特訓をし、巨人の四番を体で教えた。
松井のように長嶋が特別扱いした選手はいないらしい。
長嶋の眼が松井こそが名門巨人の四番にふさわしい打者と認定したのだろう。
そんな自分のチカラを評価して、ここまでは頑張れといってくれる人が
誰の人生にも必ずいる。子どもの頃は、先生や先輩、もちろん親も。
大人になっても上司やライバルが自分のチカラを引き出してくれる。
そういう人を大事にしなければいけない。
口当たりのいい言葉はいってはくれないかもしれない。
ただ、間違った方向へ進もうとしている時、
あるいはチカラを出しきれない時、正しいアドバイスをくれる。
その人こそが人生のペースメーカーだ。
自分の道に自信がなくなった時、
常に戻れる人、戻るべき人なのだ。
その人を大切にしよう。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。