(今日のコトバ)
人って、ヒカリ者。
植物や動物と同じように、人間にも旬がある。
「彼はいまが旬だよな」とか「もう旬が過ぎちゃったね、あの人」とか、
いろいろな角度から人生の旬を表現される。
ただ、人間の場合は、何度でも、いくつになっても、
輝く時間、旬になる季節にめぐり会える気がする。
例えばみのもんたの旬はいつだろう。
誰もがこの数年と考えるはずだ。
それも1週間もっともレギュラー番組をかかえる彼は、
時代すらつくり出している気もする。もう60歳をとっくに越えているのにだ。
その彼は20歳代でもデスクジョッキーとして、
一世を風靡していた。
大きな旬が二度もきているのだ。
今年、現役を引退した清原和博、桑田真澄だって、
監督で結果を出せば、人生何度目かの旬をつくり出せるだろう。
そして、それは有名人だけに限らない。
普通の人の普通の人生だってそうだ。
学生時代のクラブ活動でヒーローだった人が、
会社のトップセールスマンになることもある。
あるいは、学業も、仕事も、自分としては納得できなかったものの
妻や子どもに恵まれたことで、自分の旬がくることもある。
できのいい子どもを嬉しそうに話す親は、
それはそれで輝いてるじゃないか。
そう、人間の人生には何度も旬がやってくる。
だから、楽しく生きようと思ったら、
人生の旬をつくりだそう。
あきらめなければ、つくれる。
信念をもって自分の道を歩めば、つくれる。
旬は訪れるのではなく、つくり出すもの。
それが、人間の、人生の、醍醐味なのだ。
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