(今日のコトバ)
権力は一瞬で消えてしまうが、
実力は一生持ち続けられる。
力の中にも幻想がある。
その最たるものが権力ではないだろうか。
いろいろなものを積み上げて、偉くなって権力を持つ。
苦しい道だったかもしれない。
険しい道だったかもしれない。
ただ、その権力を手に入れても、
他人の上に格だけで君臨しているのであって、
自力とはいいきれない。
もっと言えば、他人が反旗を翻えしたら、
一日で滅んでしまう。
昔、一流百貨店の社長が取締役会で解任動議を役員から提案され、
「なぜだ」のひと言を残し、表舞台から去ったことがあった。
一日で何十年とかけて積み上げた権力が崩壊したのだ。
だから、力をつけるなら自力をつけることに時間を割くのだ。
自分で身につけた力は裏切らない。
自分の人生の武器になる。
権力は一生続かない。悪の権力はリバウンドが怖い。
自力をつけて実力で生きることで、
人生は揺るぎないものになるのだ。
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