(今日のコトバ)
悲劇は、笑って、笑って、笑い転げて、
上映中止にしてしまおう。
悲劇は、一刻も早く終わりにしたい。
悲しみが長く続くと、心の至るところが故障してくる。
長引かせないために何とかしなければならない。
それには、とにかく笑ってしまうという武器がある。
もちろん、悲劇のどん底で笑っているわけにはいかないが、
峠を越えたと思ったら笑うのだ。
笑って、笑って、笑い飛ばすのだ。
東北の被災者が世界を驚かしている。
避難所のプライベートがないような生活でも不平をいわない。
ルールを守り規律を遵守する。
ボランティアにきた人間にも礼儀を重んじる。
そして、悲劇だからと泣くのではなく、笑顔いっぱいつくっている。
日本以外の国の人がこの惨状の中で、
規律を守り笑顔をつくれるだろうか。
世界は、この日本人の道徳心に敬服している。
「この国の人間は復活する」と、
政治主導でもなく、官僚主導でもなく、国民主導で世界に打電している。
それは、悲劇の中の笑顔なのだ。
いま、苦しい状況が続いている人は笑顔をつくるのだ。
無理やりにでもつくるのだ。
そこから、悲劇を終演する力がわいてくる。
悲劇を閉め出す力がわいてくる。
時間だけではない。笑顔という武器を使って悲劇をぶっ飛ばすのだ。
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