(今日のコトバ)
下積みなんて一つもなかった。
世の中は、すべて上積みにしてくれた。
「あの下積み時代があったからこそ」
という人がいる。
修行時代や不遇時代に、
切磋琢磨し、技を覚え、ガマンを覚え、
成長した時期を下積み時代というのだろう。
ただ、言葉だけの問題かもしれないが、
「下積み」といってしまうと、
苦しみだけで、下へ、
下がってような気もする。
ほんとうは、修行して成長しているなら、
すべてが上積みといっていい。
できなかったことが、
できるようになっている。
誰だかわからなかったのが、
一個人として名前がとどろく等。
下積みという時間は、
確実に上積みの時間になっている。
そう思うと、
下積み時代ではなく
「上積み時代」といってもいい。
人生は上積み多いほど
素晴らしいものになる可能性がある。
下積みという名の上積みを
続けていこう。