(今日のコトバ)
無理だ、無知だ、無駄だ。
そんな言葉すべて無視だ。
「無」がつく言葉は、
人にとって、
いらないものだったり、
至らないものだったりして、
あまりいい言葉として使われない。
だが、よくよく考えてみると、
「無」のつく言葉が、
人生にとって大切な役目をしている。
例えば「無理」
この言葉があるから、
過剰な要求に対して
防御できることもある。
無理して体を壊したということも
よく聞く。
無理だといっておけば
体は壊さなくてもすむかもしれない。
例えば「無知」
知らないことをくくる言葉で、
時々、人を馬鹿にして使ったりしている。
ただ、無知であることを表明して、
誰かに教えてもらえれば
一つ知識が増える。
例えば「無駄」
そんな無駄なことをして
怒られたことは誰でもあるだろう。
ただ、無駄なことをするから
効率的なことがわかることもある。
無駄が無駄に終わらないことも多々ある。
そう思うと、「無」のつく言葉が、
「無」だけの意味ではない。
人生に有益なことをもたらすこともある。
そんなことを理解して生きると、
ちょっとだけ「無」という言葉から
力をもらえる。
だからこそ、
「無」のつく言葉の概念など、
無視してしまえばいい。
そんなことを感じるのだ。