(今日のコトバ)
人は新機軸をつくり出しては、
新しい幸福を製造している。
新しいことを始めるのは、幸福に出会うための旅をはじめること。
つまりは、自らのぞんで始めたあらゆる事業は、
その過程やその結果に必ずついてる幸福を求めているのだと思う。
第一志望の大学に合格すること。自分のやりたい分野の仕事ができること。
クラブで試合に勝つこと。会社の売り上げを達成すること。
恋人をつくること。なにかの目的に向かうと目的の背中に幸福がのっている。
とすれば、目的を決めた時に幸福は見えているのだ。
叶うことと、叶わないことがあっても、
少なくても幸福の正体が見えていることは、
混沌としてどこへ行っていいかわからない人生よりましだ。
だから、いま現状に満足していない人は、
目的をつくろう。きっと、その先の幸福が見定められはずだ。
中田英寿がボルトンに移籍した。
きっと、彼はセリエAでの選手生活に満足できなくなり、
プレミアリーグという新機軸のテーマをもとうとしたのだろう。
記者会見で「enjoy」を連発していたのは、
聞きようによっては英語には該当する言葉がない「幸福」という
気持ちを伝えたかったのではないだろうか。