(今日のコトバ)
文句は悲鳴だ。
その中に真実がある。
他人が文句やグチをいう時、気持ちの弱さや軽薄な印象を受けてしまうが、
本当にそれだけだろうか。自分を守るため、あるいはみんなの権利代表として
文句をいってる言葉には、正論や反対意見の名を借りた悲鳴が隠れていると思う。
怒り出して文句をいってる人に「こいつこんなこと考えていたんだ」と
感じたことは多かれ少なかれあるはずだ。でも、よくよく考えてみると
その人の弱い部分からくるストレートな叫びだったりする。飲み屋でくだをまいて、
グチっている言葉も実は、酒の力を借りて発する悲鳴なのかもしれない。
そして、その言葉には社会のルールを遵守していては語れない真実があるのだ。
だから、文句は受け止めてあげよう。ちょっとのグチも許してあげよう。
悲鳴だと思えば、振り向いて手をさしのべてあげることもできるはずだ。