(今日のコトバ)
人間は、クオリティの高いものに浮気する生き物なのだ。
製品・商品は、クオリティが高ければ、当然、価格は高い。
その価格のおかげで人はサイフと相談し、欲望をコントロールする。
安いものを安く買ったり、高いものを相場より安く買ったりして、
自分の中で満足しようとする。
でも、目の前に素晴らしいデザインの商品や、豪華な料理が
価格に関係なく買えたり食べられたりしたら、
よりクオリティの高いものに手を出すに違いない。
人間は、本能でクオリティをキャッチしてしまう生き物なのだ。
だからこそ、企業はクオリティを上げ、人間の本能に応えようとする。
職人は、さらなる技を磨く。
もしかすると、この人間に備わったクオリティを知る目が、
進歩という生き物で唯一の向上心をもたせたのかもしれない。
100インチの大画面テレビが売り出されたそうだ。
これも人間のクオリティ・ニーズに応えた結果だと思う。
しかし、100インチのテレビを見れる家がどれだけあるだろうか。