ケンカできる相手

(今日のコトバ)

 

 

ケンカするなら、やさしさも準備しておけ。

 

 

ほんとうは、ケンカの後に何が残るのかが問題なのだ。

ボコホゴに殴ってしまって、心を殴ってしまって、

まったく話合う余地もなくなってしまったら、

ケンカの後には何も残らない。

考え方の違う同士が、意見と意見がぶつけ合い

時に大ゲンカになる。

一度沸騰点に達するほど怒ったり、怒鳴ったりしても、

最後にはお互いの公約数を見つけ理解しあう。

それほど綺麗事ばかりではないことはわかっている。

だが、友情を芽生えさせよとはいわないが、

ちゃんとケンカできる相手は、ある意味認めていることでもある。

ただ嫌な奴で、目を合わせるだけで不愉快な人間と、

わざわざケンカはしないだろう。

むしろ自分と同じ部分をもっていたり、

同じ目的をもっているから争うはずだ。

だから、ケンカ(暴力ではない)をするのもいいが、

冷静になったとき、間違った部分を反省したり、

謝ることもできることを忘れずにいたい。

また、相手が多少論点がブレていても、

許してあげることも大切だ。

世界は広いのだが、アメリカの大統領でもなければ、

ケンカできる相手なんてそれほどいない。

気持ちの上でケンカできる相手がいるぐらいの

人間関係でいられると素晴らしいと思う。