(今日のコトバ)
言葉は、心を理性で包んだギフトです。
心ってどこにあるんだろう。
実は、胸にあるのか、頭にあるのか、お腹にあるのか、
わかりはしない。でも、まぎれもなくいえるのは、
心の断片は、言葉になって正体をあらわしている。
一般的には、思ったことストレートに発するのではなく、
一瞬だが頭に相談して言葉にして人に伝える。
それは、まぎれもなく心をキレイに包装して、
差し上げることなのだ。
有史以来、人間が生み出したもっとも美しい心の表現方法と
いっても過言ではない。
この素晴らしい能力を人は捨ててはいけない。
言葉という心を、理性でくるんで贈る。
この行為を堅持しなければならない。
直情型で心の悪い部分も一気に吐き出すのは、
よっぽどのことがなければしてはいけない。
時々、苦しくて、時々、愛しくて、
心のままに言葉を発するもある。
それは、許される。
料理でも手のこんだ料理もあれば、お刺身もある。
その時々で心という言葉は使い方がある。
ただ、直情型で心をぶつけて相手を踏みつけてはいけない。
心で相手を踏みつけたら、今度は踏みつけ返される。
心を踏みつけられたら、自分はどうか考えてみよう。
下手をすれば、一生傷ついてしまう。
心は言葉だ。大事に大事に使って、
自分の人生が有意義になるように表現しよう。