(今日のコトバ)
卒業は、
記録を記憶にして前進せよというホイッスルなのだ。
そろそろ卒業シーズンも終わる。
卒業は、大人になった人になら誰にでも記憶にある
出来事だ。どんな歌を歌った。どんな日だった。
誰が泣いていた。校長の祝辞。体育館の匂い。
最後に門を出で行く寂しさ。
すべては記憶になっていく。それも、ほとんど美しい記憶として。
人は、卒業を繰り返し進化する。
何かを卒業したということは、そのレベルをクリアしたということ。
だとしたら、卒業の数だけ進化がある。
そして美しい記憶の数だけ、たくましくなった自分がいる。
卒業。人生が前進するための記憶だ。
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