(今日のコトバ)
人間は、
「正しい」と「正しい」で戦うから、
引き分けを生み出したのだ。
いろいろな意見、
いろいろな主張はあるけれど、
本人は自分が絶対正論だと思って
発言していることが多い。
なにも自分が間違っていると思って、
わざわざ声高に意見をすることはない。
議論と呼べる時、
どこかに自分の正論を持って、
あるいは、
どこかで自分が正論だと思って、
意見を発している。
自分も、相手も、
そして、世の中も、
正論を持っている。
だからこそ、
どっちが勝ちで、
どっちが負けといいきれない
結論もある。
引き分け。
勝敗はない。
この結論も、
人間が生きていく上で、
とても大切なこと。
人間が円滑なコミュニケーションを
行うために、
引き分けは必要なのだ。