遠まわりも財産

 

(今日のコトバ)

 

遠まわりして出会った景色は、

近道では出会えなかった

絶景でした。

 

 

目標に向かって歩いて行く。

できれば、近道でいち早く

到達したい。

誰もがそう思う。

だが、人生において、

そう簡単に到達できる

目標はあまりない。

困難な状況があって、

それを乗り越えなければ、

目標にたどり着かないことが多い。

近道をしたいが、

結局、遠まわりになってしまう。

ただ、遠まわりすることも、

ワルいことばかりではない。

労力がかかって、時間がかかって、

辛い思いをすることはあるが、

その分、

見ることのできなかった光景を

見れたり、

体験できなかったことを

体験できたりすることもある。

人生という長い年表で見れば、

遠まわりしたことが、

大きな財産になることもある。

だからこそ、

遠まわりすることから

逃げるのではなく、

肯定的に前進してみる。

人生に財産ができると

思えばいい。

目標到達と共に

素晴らしい財産が

積み上げられる。

遠まわりするのもいいものだ。

 

名脇役

 

(今日のコトバ)

 

人生、演技の下手な主役より、

演技を絶賛される脇役もいい。

 

 

人生において主役は自分だ。

自分の世界に他人が

キャスティングされている。

どう解釈しようと間違いはない。

だが、人によっては、

主役に向かない人もいる。

自分でも脇に回った方が

能力を発揮すると

思っている人もいると思う。

その人は

自分の人生以外のところで、

誰かの人生の脇を固めればいい。

名脇役という言葉もある。

名脇役といわれれば、

それは主役と同じくらい、

否、主役以上に

価値のあるものに

なることもある。

誰かのための自分の人生。

一生という長い歴史を

どう彩るか。

自分の解釈したいように

人生を解釈すればいいのだ。

 

器の強度を上げる

 

(今日のコトバ)

 

人間の器は、

負けた数に比例して

強度が上がる。

 

 

器が大きいというけれど、

何かの出来事に対して、

ビビらない強さを

持った人は安心できる。

細かいことを

気にしないという意味も

あるけれど、

同時に、物事に対しての

強度が強いと思うこともある。

何事に対しても平然としている。

それは紛れもなく、

強い精神力、

強い器である気がするのだ。

そして、その強い器になるには

どうしたらいいのか。

いちばんは経験値。

対応したことがあればあるほど、

怖さは消えていく。

もっといえば、

負けたり、失敗した経験が

多ければ多いほど、

メンタル的にタフになり、

強い器になる。

もちろん、

生まれつき器が強い人も

いるだろう。

ただ、凡人が器の強度を強く、

器を大きくしたいなら、

経験値を積む。

そして、

数多く出来事に挑戦し、

負けた数、失敗の数を

積み上げる。

人間の器を強く、

大きくする上で、

他に正攻法はない気がする。

 

「いま」を使い切れ

 

(今日のコトバ)

 

後悔とは、

「いま」を

使い切らなかったから起るのだ。

 

 

長い人生において、

後悔することは多々ある。

つまらない後悔。

もったいない後悔、

さまざさまだ。

ただ、後悔を考えると、

一つの大きな原因に突き当たる。

それは、「いま」を

使い切らないこと。

「いま」に力を出し切って

生きなかったことは、

確実に後悔の原因になる。

もっといえば、

「いま」に使い切れば、

後悔をしないともいえる。

「いま」を使い切れば、

勝っても、負けても、

納得できる。

「いま」を使い切れば、

成功しても、失敗しても、

納得できる。

「いま」は、

使い切れば後悔しないのだ。

だからこそ、

後悔が多いと感じている人は、

「いま」を使い切ることを

忘れてはいけない。

「いま」さえ納得できれば、

素晴らしい人生になるはずだ。

 

武器としての沈黙

 

(今日のコトバ)

 

沈黙という名の毒舌。

 

 

「沈黙は金」

ということわざがある。

黙ることが金である。

あるいは、

黙ることが大切である

ということだと思う。

だが、

沈黙にそれだけではない

役目もある。

沈黙だからこそ

雄弁であることもあれば、

もっというと沈黙だからこそ

毒づいていることもある。

反旗を翻す時、

沈黙によって意思表示を

されることは、

とても怖いこと。

無視することに

近いことにもなる。

だとすると、

沈黙は武器になる。

もちろん、言葉にして

明確に伝えられる時は

伝えた方がいい。

だが、

どうしても言葉にできない時は、

沈黙という武器を使う。

持っておきたい一つの武器だ。

もっと自分になる

 

(今日のコトバ)

 

わたしは誰に憧れても、

結局、「私」になっていく。

 

 

変わろうとする。

自分の好きを伸ばして。

自分の嫌いを修正して。

様々なことにチャレンジする。

結果、成長という名の

変化は訪れる。

ただ、

自分の芯の部分は

変わらない。

環境や状況が自分を

変えてくれているのだ。

そして、より深化した自分になれる。

芯の部分が変わらないことが

いいとかワルいというのではない。

変わらないから

大事にすべきだと思うのだ。

誰にも似ていない

自分という個性を

持って生まれたことを

大切にする。

そのことを

意識して生きることで、

自分はもっと自分になれる。

そして、

自分の最高峰を目指すのだ。

 

「知らず」を解消して生きる

 

(今日のコトバ)

 

恥知らず。

恩知らず。

世間知らず。

知らず知らずのうちに、

身の程知らずになっている。

 

 

恥ずかしいことを

無意識でやっていたり。

恩を返すことを

忘れてしまっていたり。

世の中とズレていることを

わからないまま生きていたり。

コミュニケーションを無視して、

わがままだけで世間を渡る。

まわりを見渡しすと、

思い当たる人がいるはずだ。

はみ出して笑えるぐらいなら

いいが、

まわりの人を不快に

してしまう人もいる。

そんな人と同じ空間にいると、

時間を共有するのも

嫌になってしまう。

だからこそ、

まず、自分から身の程知らずに

ならないように意識する。

恥知らずにならないよう

恥を知る。

恩知らずにならないよう

恩を返す。

世間知らずにならなよう

環境に気を使う。

すべてといわないまでも、

少しづつ「知らず」を解消して

生きていく。

どんな時代にも大切なことだ。

 

自由と規律

 

(今日のコトバ)

 

自由が幸せとは限らない。

規律が幸せなこともある。

 

 

 

自由。

言葉にすると、

とてもいい気持ちになる。

枠がなく生きられ、

すべてが自分のものに

なった気がする。

だが、実際は自由もなんの

ガイドラインもないと

不安になってしまうこともある。

自由の使い方がわからない。

自由であることが

不自由に感じる。

そんな気持ちになることもある。

反対に、規律は面倒くさい。

怠けていたい時は、

とにかく煩わしいと思う。

だが、規律に従えれば、

なにも考えず規律や

マニュアル通りに動けばいい。

毎日をあたりまえに暮らすには、

規律があった方が楽な面もある。

難しい問題だ。

人間はないものねだりの

ところもある。

自由がいい。

規律がいい。

二つの意識を

上手にコントロールする。

それが、

人間の知恵かもしれない。

 

恋は人生最高の贅沢

 

(今日のコトバ)

 

恋する気持ち。恋を失う気持ち。

一つの恋が終わると、

人生の最高級品を一度に二つ

手に入れることができる。

 

 

新しい環境になって、

新しく人と出会うと、

恋する機会も増える。

そこで、

恋が成就することもあれば、

失恋してしまうこともある。

だが考えてみると、

恋すること、失恋することは、

人生において、

自分の気持ちを

感じることはない。

恋して成就すれば、

これほど幸せを

感じることはない。

反対に、失恋すると、

これほど

喪失感を感じることもない。

気持ちの揺らぎにおいの

ツートップともいえる。

そう思うと、

恋をすることは、

人間としての気持ちを

堪能できる贅沢なこと。

あまりに多すぎるのも

しんどいが、

数多く、恋愛、

失恋がある人生は、

とても人生を贅沢なことと

思っていい。

恋は生きる上で、

もっとも贅沢で大切なことの

一つだと思う。

価値とは、自分がつくる幻想

 

(今日のコトバ)

 

手にできないものの価値は

無限に上がるが、

手にしてしまったものの価値は

無限に下がる。

 

 

どうしても欲しいものがある。

だが、手に入らない。

経済的問題か。

入手の方法の問題か。

生産量の問題か、、。

手に入らないものの

個人的価値は、

うなぎのぼりになる。

手に入らなければ

入らない期間だけ、

価値は上がる。

夢が膨らみ、

実物以上の価値を感じる。

反対に、

手に入ってしまうと、

嬉しい反面、

手に入ったという

安心感だけで、

価値は落ち着いてしまう。

実物が思ったほどの

商品力がないと、

いきなり価値が

下がることもある。

ものの価値とは

不思議なものだ。

欲求がある間は価値が上がり、

入手すると価値が下がる。

価値とは、

自分がつくる

幻想なのかもしれない

と思った。