絆で結ばれた愛のある人に

(今日のコトバ)

 

お願いを聞いてもらうには、愛が必要だ。

 

 

 

 

自分の恋人、自分の子供、自分の親などの頼み事は、

素直にきいてあげられる。時々、けんかしたり、冷戦期間中だったりして、

わざと頼み事を受け付けないこともあるけど、

身近で無償の愛のある人の頼み事は、きいてあげられる。

また、仕事や遊びでつくりあげた関係でも、

友好に築かれていれば、頼み事は比較的きいてあげられる。

ただ、つきあいもなく、知っているだけで物事を頼んだり、

誰かの紹介で頼まれても積極的には、行動できない。

もちろん、人が良くて何でもしてあげてしまう人もいるけれど、

やっぱり、関係の強固な方を優先してしまう。

人は絆で結ばれた愛ある人のために、頼み事をきく。

だから、あなたも絆の強い人をたくさんもとう。

頼み事がたくさん叶うように。

楽しめる「ゆとり」は美しい

(今日のコトバ)

 

ゆとりってさ、

いっぺん壁を越えた人が考える

心の広場。

 

 

 

ほんものの「ゆとり」は、簡単には生まれない。

大なり小なり人生の壁を越えてきた人にだけ許される心の広場だと思う。

ただ、金にものをいわせ成金生活をする人が、

億ションや高級外車の購入、ブランドファッション、海外旅行などに

投資し、引き換えに「ゆとり」に似たものを手に入れている。

それは、「ゆとり」ではないような気がする。

お金で、一流のもので身を固めてた人は、とても胡散臭くみえる。

「ゆとり」をひけらかしているわりには、ちっとも身についていない気がする。

お金の力を価値と考えるている。お金の力で権威を買っている。

あの人たちは、「ゆとり」ではなく、優越感を手に入れているだけなのだ。

ほんとうはお金と関係ないところで、

素晴らしさを感じさせられる人の方が、よっぽど「ゆとり」があると思う。

魚を釣る、さばくことが上手い人。街の風景を描く街の達人。

仕事後に、フットサルで嫌なことをすべて発散できる人。

お酒に合わせて、おいしい料理を作れる人。

小径の先のあまり知られていない絶品の店を知っている人。

困った人に、的確なアドバイスができる人。

家を自分で建ててしまう人。

キャンプで一週間いても楽しむことができる人などなど。

でも、それは人生経験が豊かでしっかり生きてきたからこそ、

生まれてきた「ゆとり」ではないだろうか。

ちゃんと楽しめる「ゆとり」は、美しい。

できれば、ほんものの「ゆとり」を身につけた人になりたいものだ。

「わからない」は無視されない

(今日のコトバ)

 

未熟だから、いまはわからない。

わからないという答えも、

胸をはる答えのひとつ。

 

 

 

わからないことを、わからないという。

大人になるとできそうで、できないことのひとつだ。

知ったかぶりをしたり、話を次の話題に変えたりして、

正面きって「わかりません」とは、なかなかいえない。

でも、「わからない」は、はっきりいうべきだと思う。

でなければ、その先の展開についていけないし、

わからないまま物事を放置しておくと、

後で痛い目にあう原因になる。

そして、世の中はそれほど厳しくなく、

「わからない」といっているものを無視することはあまりない。

「わからない」ということが答えのひとつだと知っている。

すこし勇気を出して、未熟な部分を補おう。

「わからない」といった瞬間に、

まわりにいる人々が、いちばんいい答えを

教えてくれるかもしれないのだから。

経験埋蔵量

(今日のコトバ)

 

自信は揺らぐ。

だから耐震性の強い自分をつくるのだ。

 

 

 

自信のエネルギー源がいつも同じだけあれば、

問題はない。同じ量で、同じ力で、自分を支えられる。

しかし、この自信は、日によって、時間によって、

大きくもなり、小さくもなる。

一定で維持できるものではない。

では、この自信をどうやって高いレベルで維持するのか。

それは、厳しい試練や成功、挫折などの経験を積み上げ、

恐れない自分をつくることではないだろうか。

できることを要求されれば動揺しない。

悪い結果にならないと確信できれば途中の障害物も乗り越えられる。

意志が明確であれば何を言われても平気で邁進できる。

つまり自分の経験埋蔵量さえしっかりしていれば、

恐れることはなくなっていく。

だから、常日頃の試練から逃げずに

ひとつひとつ真正面から取り組もう。

自分のビジョンをもって

一歩前へ進んで行こう。

その繰り返しが、揺るぎない自分をつくりあげるのだから。

心がアウェーで戦っている

(今日のコトバ)

 

人の顔色ばかり見てしまうと、

自分の色を失ってしまうよ。

 

 

 

人に気を遣うのもいいけれど、

遣いすぎてしまって自分の大切なものを

失ってはいないだろうか。

すごく怖い人が前にあらわれると、

縮みあがって自分の気を消してしまう。

大嫌いな人が近くにくると視線を合わせず無視をする。

逆に、とても好きな人が隣りにくると猫をかぶって

ほんとうの自分を出せなくなってしまう。

心がアウェーで戦っているようだ。

でも、自分の人生で自分が関わっているものなら、

すべてがホームであるはずだ。

ホームであれば平常心で生きていける。

自分の意志を正しく伝えられる。

自分の大切なものを見失わずにすむ。

「誰がなんと言おうと、ここはホームだ」

どんな時も、そう思うことにしよう。

気は少し楽になるはずだ。

元の位置について

(今日のコトバ)

 

原点回帰の目的は、

もう一度発見することです。

 

 

 

同じものを見ても、時間がたてば同じようには感じない。

一度見てしまうと、第一印象のような新鮮な気持ちにはなれない。

感動や感激も、日に日に薄れていく。

人は、あきっぽい生き物だ。

だが、新鮮に見えなくなったものが、ほんとうに力を失ったのだろうか。

いや、たぶんそうではない。

人間の眼力が最初の頃のように、先入観なく、発見しようとする心を

もてなくなっただけのことだ。

終わり良ければすべて良し、というけれど、

だいたいの人間ははじめ良ければ、、、、、のタイプが多いと思う。

だからこそ、煮つまった時や挫折した時には、

原点に帰ることが大切だ。

昔見たものの中に、いま自分が抱える問題をクリアしてくれる

答えがあるはずだ。

人間の問題のパターンなんて、それほど数多くはない。

人生で困った時は、とにかく元の位置について

正しいものを見つけ出そう。

きっと、それが一番近道のはずだ。

ダメ度なんて、どっこいどっこい

(今日のコトバ)

 

誰だって、ダメなものいっぱいかかえて生きているんだ、

人間は。

 

 

 

 

人はみんな欠点だらけなんだけど。

自分が落ちこんでいる時、自分がふさぎこんでいる時は、

自分だけが人一倍ダメな人間に思えてしまう。

そんな気がする前の冷静な時に、

きちんとまわりの人間をみておこう。

「なーんだ、どいつも、こいつも、欠点だらけじゃないか」

と、気づいておこう。

頭がいいといわれる人は他人をバカにしたりするし、

上昇志向の強い人は仲間を裏で売ってしまったりするし、

いい人は競争する時に役に立たないし、

気の強い人は気の弱い人の苦痛になるし、

数字に強い人は数字をごまかしてずるをするし、

潔癖度の強い人はまわりの人に不快感をあたえるし、

長所すら欠点になって、ダメの原因になったりする。

誰もが、ダメなものをかかえて生きている。

自分がダメだと思ったら、

みんなのもっているダメを思い出して、

自分の持っているダメを笑ってしまおう。

人のダメ度なんて、どいつもこいつも、どっこいどっこいだ。

人にあげるだけの元気を持っていますか

(今日のコトバ)

 

元気は自分がもっていなければ、

人にはあげられない。

 

 

 

「誰かを元気づけてあげる」

簡単に人は、そんな言葉を口にする。

でも考えてみてほしい。

元気がない人に元気をもらっても、

助ける力がない人に助けをもらっても、

勇気をもっていない人に勇気をもらっても、

本当の力はもらったりできない。

きっと、傷口をなめあうだけで

新しい希望に向かう力はわいてこない。

やっぱり、何かをあげるなら

あげるだけのものを持っていなければならない。

もし、あなたが人に元気をあげようとするなら

あなた自身が元気をたくさん持っていなければならないと思う。

 

あなたは、人にあげるだけの元気を持っていますか。

元アイドル  吉田豪著

すごいインタビュー集だ。「元アイドル」。

この本には、現役アイドルはひとりもいない。

ほとんどが30歳台にをむかえている

文字通り「元アイドル」たちの、

輝かしきあの頃の、輝けない話(実像の自分)を

集めたインタビューである。

とにかくメンバーがすごい。

杉田かおる、伊藤つかさ、大沢逸美、矢部美穂、新田恵利、

安原麗子、花島優子、細川ふみえ、宍戸留美、大西結花、

岩井小百合、我妻佳代、杉浦幸、嘉門洋子、藤岡麻美、

生稲晃子、いとうまい子、緒方かな子、胡桃沢ひろこ、

中村由真、八木小織、吉井怜、というラインナップ。

とにかく彼女らの発言がすごい。

「新宿で拾われたヤンキーということにしておいて」

「レコーディングは胃痙攣、イベントは顔面蒼白」

「衣装代は自腹」

「散弾銃があったら、こいつらみんなブッ殺してやりたい」

「セスナに乗ったときも、手を振ってるんですけど、

下向いて吐いて、また出てきて手振って、みたいな」

世間を今まさににぎあわせている杉田かおるだけでなく、

ここに出てくる彼女たちは、当時ではイメージできなかった

発言を大胆に語っている。

とにかくアイドルはすごい。

・突然明日から仕事場に行かされてしまう。

・まったく歌を歌ったことがないのに歌手にさせられてしまう。

・事務所の社長の借金を肩代わりをさせられてしまう。

・心の病いでも仕事を入れられてしまう。

・円形脱毛症なんて日常茶飯事。

・友があまりにも少ない。

ビジネスマンが一生のうちで一つ経験するか、しないかの経験を

わずか10台の女の子が経験してしまう。

光輝くステージの下で、ステージの上よりすざまじいドラマを演じていたのだ。

 

きれいごとではすまない人間の物語を読みたい人にはおすすめである。

そして、この本の著者・吉田豪がまたすごい。

彼女らのアイドル時代に出した本を収集し、

その一番本音の部分を引き出している。

自称プロインタビュアーだけのことはある。

また、著者の「人間コク宝」もすごいメンバーのインタビュー集なので

真の波瀾万丈伝を読みたい方にはおすすめである。

キラキラした輝きが明日をつくる

(今日のコトバ)

 

一番星よありがとう。

あなたのおかげで行くべき道がよく見える。

 

 

 

夜空に輝く一番星だけでなく。

あらゆる分野の一番星といわれる人々がいるからこそ、

その人々を目標に、進んでいく道がわかる。

自分が何か夢を持ち、具体的な目標になったとき

一番星に追いつく、一番星を追い越すことが、単純だが目指すべきハードルになる。

そして、一番星を見上げる瞳は、心はキラキラ輝いているはずだ。

そのキラキラした輝きが明日をつくる。そのキラキラした輝きが道をつくる。

そう想像しただけで、少しだけ一番星に近づいている気がする。

もしかすると、何年か後の一番星は、あなたになっているかもしれない。

 

あなたの行く道にはキラキラ輝いた一番星がありますか。