(今日のコトバ)
魂をディスカウントしたら、
もう自分である資格はない。
どうしてもゆずれないものがある。
どんなに傷ついて失いそうになっても、
誰かに誹謗中傷されても、
胸の奥底にある売り渡せないものがある。それが魂だ。
しかし、現代はこの魂を売り渡す人々が
あちらこちらで見受けられる。
はじめは拒んでいたものを、
あっという間に悪い方向へ肯定してしまう人間がいる。
薬物や暴力に手を染めるのも、
意志から魂を悪い方向へ手放してしまった結果だ。
かわいい子供たちを虐待して死に追い込んでる
人間だって、悪魔に魂を売ったとしか思えない。
何も清廉潔白で生きる必要はないが、
自分が自分であるガイドラインは、絶対に必要だ。
そして、そのガイドラインとなるものが魂なのだ。
人間は、苦しくなった時、追いつめられた時、
魂の強さだけがよりどころになっていく。
生きるために、プライドを賭けて、
自分の魂は売ってはいけない。
人間は、魂のある動物なのだから。