(今日のコトバ)
あなたのワンピースが足らなくては完成しない。
王ジャパンが韓国を破って決勝に進出した。
福留のホームランで流れを変えて勝ったのだが、
WBCのシリーズはひとえにチームワークの良さが
目立っているといっていい。
特に守備の緊張感あふれるプレーは、
テレビをみている人間まで興奮させられる。
イチロー、川崎、西岡、岩村など、
打力だけではないオールラウンドプレーヤーを
集めたことが、視聴者をしびれさせている。
当初は、打撃優先でもっとオーダーを組めないのか、
メジャーリーガーを全員参加させられないのか、
との声もあったが、感動プレーの連続で、
負けてもその声を打ち消していると思う。
ここで思うのは、勝つためのチームで、
王ジャパンのメンバーが限りなくベストに近いということ。
走れない選手をよばず、つなぎのできる選手を起用する。
その結果、不運、幸運はあったけれど、
期待に限りなく応えている。
イチローの「このチームはいいチームです」といった言葉が、
マスコミ用ではなく、本音で語っていることが理解できた。
そして、この王ジャパンは誰が欠けてもいけないぐらい
個々のプレーヤーが機能している。
誰もが自分の仕事をきっちりとこなしている。
まさに、どのピースが欠けても成立しないぐらい歯車のあったチームなのだ。
だから、自分のまわりでチームをつくる場合でも、
適材適所で人が機能する舞台をつくらなければいけない。
そのためにはまず、自分自身が機能する人間として切磋琢磨し、
仕事の中心として貢献する。すべての一歩は、そこからはじまるのだ。